ちとせの笑み

ひとひら第33幕「ステップアップ」（コミックハイ2007年10月号）


自分からキャスト希望をした麦。自分を変えたいという思いを叶えようと些細ながら大きな一歩進んだと言えます。
一方、もう一人自分の思いを叶えようとしている人が動き出しました。

「ひとひら」で最もお節介で、思い立ったら即実行の神奈ちとせは、自分が正しいと思ったら多少強引でも行動に移す、麦とは対極に位置する性格です。



そんな彼女は麦の親友であると同時に、以前から麦の演劇に対する才能を誰よりも理解し、そしてライバル視していました。


親友として、麦が積極的になるきっかけを作ってあげたい。
そして同時にライバルとして競い合ってみたい、そう願っていたのだと思います。

もう、この満面とも不敵とも言える、ちとせの笑顔をみたら、今までのストーリーが、ばぁっと思い返されて再度読み直しました。
ちとせの念願の瞬間がやっときたんだなと、そんな気がします。


いよいよ、ふたりのオーディション対決です。