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雛見沢村綿流し祭 本祭

皆さん、「RONDO ROBE 2005」は如何でしたか。ついに「Fate」アニメ化情報が出てきているみたいですね・・・。行きたかった・・・。

と、言う訳で同時刻に秋葉原で行われていた「雛見沢村綿流し祭 本祭」に行ってきました。
特徴は3点です。


秋葉原同人ショップ3店にて即売会を同日実施(多分史上初)
②カタログ完売後も入場料300円が必要
(注)但しスタンプラリーをクリアするとドリンクサービスがあります
(注2)多分この程度では赤字でしょう・・・
③企業ブース設置、各社トークライブ、エンジェルモート出店

規模で言うと、全会場で80サークル位(欠席考えると70以下かも)なので小規模だったと言えます。今回はひぐらしビジネス展開の一端を見るため、トークライブを見るのが目的でした。


参加各社は以下の通り。
竜騎士07さん(原作者様)
一迅社
エンターブレイン
角川書店コンプエース編集部
コスパ
スクウェアエニックス
・ホビレコード(ホビボックスの音楽部門)
メッセサンオー発注担当者
メロンブックス(よくイベント司会している人)



14時30分から開始。
司会の質問に各社が答えていく形式で進行。

①なぜ「ひぐらしのなく頃に」の商品展開を行ったのか
②原作者の厳しいチェックなどの苦労話や商品開発秘話(メーカー各社)
③夏予定の罪滅し編販促方法など(流通2社)

以下がそれぞれの内容。
メーカーさんが話している途中に竜騎士07さんの補足説明もあったので端的に箇条書き。



・ぶっちゃけ月姫の代わりを探していた(一迅社エンターブレイン
・後発なので外伝を最初からお願いした(角川)
・かなり早期(2004夏コミ会場?)にCD化の話をした(ホビレコード)
・初回発注数をかなり積んだが一種の賭けだった(メッセサンオー
・初回、二次発注と失敗した(メロンブックス



・チェックは厳しくないが、アンソロジー1巻などは言葉の間違い指摘が多かった(エンターブレインなど)
・今後の謎解きもあるので矛盾がでない様に、細かい設定確認が大変(スクウェアエニックス
・キャストに批判もあったが、決して声優人気主導で選んだ訳ではない。しかしそういう人にも買って貰える様に価格を抑え目にした。その分のコストを抑えるため自分でやれる部分(演出とか)は全部一人でやった。(ホビレコード)
エンジェルモート制服は強度に工夫した。例えればスク水にふわふわスカートが着いた感じ。(コスパ



まだ何も決まっていない(メッセ・メロン)

大体こんな感じでした。それ以外の情報としては以下の2点でしょうか。
綿流し編CDは11/25発売4枚組
スクウェアエニックスコミックは3冊同時発売予定


会場は大体100人位の参加者でした。やはり失速感は否めません。
先日のToHeart2、同日にFate/Stay nightのアニメ化決定と葉系・月系は勢力を取り戻しつつあります。本当の「ひぐらしファン」サークルのみに絞られていきそうです
トークライブでエンターブレインが「アンソロジーはクリエイターの作りたい気持ちが重要」と言っていた様に新刊発行数がジャンルの隆盛を決定づけます。そう考えると「ひぐらし」ジャンルは今年〜来年頭位は厳しい状態が続くのではないでしょうか。


ひぐらしのなく頃に」というゲーム自体は間違いなくトップクラスのクオリティーを誇るものです。ぜひとも商品化などを焦らずに、コンテンツをじっくり育てる様に展開をして欲しいと思います。今回集まったメーカー各社や主催の方などが、この良質コンテンツの「使い捨て」を行わない様一人のひぐらしファンとして見届けて行きたいと思います。