亡国データバンクBlog(はてな)

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サンシャインクリエイション

と、言う訳でサンシャインクリエイションに行ってきました。

今回の見所は以下の3点でした。

1)カタログ完売時間
どうやら11時30分くらいには完売したみたいです。最近は完売自体していなかったと認識しているので、モエモエカフェさんのカタログ表紙とアキバBlogさんの影響ではないかと思います。
アキバblogさんの記事 http://blog.livedoor.jp/geek/archives/23342154.html
きっと店売り分が順調に消化したのでしょう。

でも入場者自体多かったのかもしれません。Cレヴォが無くなり男性向け即売会ナンバー2となった事を考えると、新刊発行スケジュールに組み込むサークルが増える事が予想されます。新刊が多くなれば一般参加者も増えるでしょう。
今後一層混雑が想定されるのではないでしょうか?

2)コミックキャッスルVSコミックキャラクターズ
レヴォが無くなり、秋期同人誌即売会カレンダーに空白が発生しました。その事も影響してか、幾つかの即売会が秋期に名乗りを上げている事は既報の通りです。サンクリ会場に、その中の2つの即売会の企業ブースがありました。コミックキャッスルとコミックキャラクターズです。
Cキャッスルはその名の通りブロッコリーとの関係が深い様です。一方コミックキャラクターズはユウメディアとの関係が指摘されています。気になるのは今回の企業ブース配置です。Cキャラクターズはとらのあなと並んでA1前に配置されていました。一瞬とらのあながCキャラクターズのチラシを配っているのかと思い、目を疑いました。一方D前にはK−BOOKS・まんだらけブロッコリーと並んでCキャッスルが配置されていました。どうにも深読みしたくなる配置です。ライバル構造そのままの配置をしたような・・・。
詳細はまだわかりません。動向を見守りたいと思いますが、巨人「とらのあな」が動く時は一悶着あるのではないでしょうか。

3)ToHeart2爆発、マイメロディハヤテのごとくがニッチ市場独り占め
コミケットSP前日に秋葉原とらのあなメッセサンオーメロンブックスを見ましたがToHeart2本は、ほぼ皆無でした。コミケットSPではToHeart2本はほぼ100%完売状態(私見)で需給バランスの崩れが明確になりました。その後Cレヴォ東鳩祭2を経てサンクリにてジャンル人気爆発は確定したと言えるのではないでしょうか。

従来大きく人気ジャンルが動くのは秋〜冬が多かったと思います。10月秋新番組が盛り上がり第一クールで冬コミ突入、ジャンル爆発という流れです。このゴールデンパターンには2つの前提があります。
①ジャンルはTVアニメから発生
コミックマーケットからブームが発生
しかし最近、ジャンル効果が発生したマリみて・Fateなどはオンリーやサンクリレヴォなどコミケ以外でブームが発生し、コミケではそれが前提になっている状態だったと言えるのではないでしょうか。つまり以下の状態に変化したと言えます。
①ジャンルはあらゆる所からインターネット経由で発生
②オンリー即売会などからブームが発生
この事は言い換えると、TVアニメとコミックマーケットの情報発信力が相対的に弱くなったといえます。

さてToHeart2はすでにジャンル効果として確定しました。同人誌を「売る」ためにはジャンル効果は最も重要な要素です。しかし必ずしも盛り上がっているジャンルが有利とは限りません。一番重要なのは需要に対して供給が不足しているジャンルを見つけ、本を供給する事です(もちろん販売最優先なのは悲しいですよ。好きなものを作るのが一番大切だと思いますし、買い手としてもそういう本が一番楽しいです)ニッチジャンルの方が競争がない分販売を独り占めできるという事です。ちょっと前までスクールランブルがこのような状態だったと思います。

今日見てみた限り「マイメロディ」と「ハヤテのごとく」がニッチ市場として狙い目だと思われます。ハヤテのごとく! 1 (少年サンデーコミックス)














ちなみに個人的にはハチミツとクローバーを探したのですが、一箇所しか発見できませんでした・・・。男性向けでどこか良い所があれば教えてください。