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School Days最終回への個人的感想

nowaの方で書いた内容のhatena転載版です。
本当ははてなでは書くの止めようと思っていたのですが、以下の異常感想注意報さんのBlogが見事なまでに事態を言い当てている事に感動して、自分も意思表示をさせて貰おうと思いました。

異常感想注意報: スクールデイズ騒動とは何だったのか
http://teo.cocolog-nifty.com/column/2007/09/post_6cdc.html

以下はnowaに書いた私自身の感想の転載です。
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どうも、地上波放映反対派が劣勢(笑)との事なので、チョット援護射撃を。

個人的に分けて考えたいのは、「表現としての残酷シーン」と「地上波というメディアを選択した」事です。
スクールデイズをアニメで表現する時、残酷シーンは外せない要素だと思います。その為今回の超展開は原作ゲームをも超えた内容で、スタッフ・キャストへの惜しみない賛辞を贈りたいと思っています。


元々PC版スクールデイズについて感じていたストーリー面での若干の不満点は以下でした。

  • 言葉があまりにも報われないエンディングばかり。「言葉トゥルーエンド」が欲しかった。
  • 逆に世界の暗黒面をもっと掘り下げる「内面描写」が欲しかった。
  • 諸悪の根源である誠には「具体的な罰」が与えられるカタルシスが欲しかった。

こう考えると、今回の最終回は見事なまでに、ゲームでは描ききれなかった面を盛り込んでいると感じました。その上でゲームで話題となった各エンディングの「おいしい要素」を片っ端から盛り込んで、さらには言葉VS世界の直接対決を実現しているという、まさに豪華10段重箱弁当のような贅沢さ。まさにスクイズファンにとって最も見たかった神ENDだと思います。
メイザーズぬまきち氏は元々、アニメ化の際には、原作にない結末にしてみたいと言っていました。その野望は成就されたのだと思います。
残虐シーンばかり話題にあがっていますが、あの最終回のストーリーはスクールデイズファンから見ると、ものすごくかゆい所に手が届きまくっている内容だったのではないかと思います。


では、何に対して問題だと感じているかと言うと、只一点。
その神ENDを「地上波に流そうとした」事です。


現在のアニメを取り巻く環境は決して安泰ではなく、表現規制について常に気を配らなければならない状態です。何かをきっかけに公的な規制が入ってしまうと取り返しのつかない事になります。この手の議論では「自主規制は逆に表現の自由を殺す」という考え方が有ることを十分承知しています。
その上であえて言いたいのが「なあなあで終わらせるのが大人の対応」だと言うことです。白黒はっきりつけない事こそ、一番良い状態な場合もあるのだと思います。つまりスクールデイズ最終回を放送して、残酷表現に関する規定改定みたいな騒ぎを起こす事は、アニメ業界全体として決してプラスにはならないのではないかと思います。


戦争等を描く際の残酷表現については良いのに?という疑問もあるかと思います。これについても「戦争の悲惨さを描く為に必要不可欠」な場合のみ許させるのだと思います。もしも戦争の残酷表現を描きながら、ただ残酷さをアピールポイントとしているだけの作品があったとするならば、同様に地上波では流すものではないと思います。


「作り物」で「生きていく上で必ずしも必要ではない」物語という「商品」をつくる以上、守るべき倫理観というものが有るかと思います。


ここからは憶測になります。


こんな事は99.9%無いと思いますが、ネタとして記載します。



一番問題なのは、上記を全て踏まえた上で「放送できなくてもデメリットにならない」と判断していた場合です。むしろ良い宣伝効果になる、と考えていたとするならば、直ちに社会的な制裁が必要だと思います。この手法はたった一回だけ一つの商品を売る為に、他の全てに対する影響を無視する「反社会的」行為だからです。ルール上は問題ないだけにこれを容認すると、追随する輩が出てくるかもしれません。最終話だけ「地上波で流さない」のと「急遽流せない」のでは全く意味が違います。


個人的には、この最終回は「放送されなくて良かった」ではなく「放送されなくて、別の問題が起きた」という認識です。どちらにしても影響は各所に、見える所見えない所でおきるのではないかと思います。
要は「起こさなくても良い騒動を起こした」という事です。


考え方が非常に保守的かな〜って内容になってしまいました。でも来るべき「サマーデイズ」アニメ化(笑、こちらは安心設計だし)の為にも、ぜひ各所が「Overflowとは関わるな」みたいな事にならない様に、行動を律して貰いたいと思い、1ファンとして長文書いてしまいました。長々ごめんなさい。