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「Animelo Summer Live 2006 -OUTRIDE-」に行って来ました。

http://www.animelo.tv/outride/

昨年の「Animelo Summer Live 2005 -THE BRIDGE-」は代々木体育館で行われましたが、今回は音楽の聖地日本武道館です。2年目にして最高峰に登り詰めたと言えます。
今まで代々木第一体育館より日本武道館の方が収容人数が少ないと思っていたけど、日本武道館の方が多いようです。音楽の聖地の名前は伊達じゃないですね。
代々木第一体育館:13753席
日本武道館:15031席

■目的
今年の目的は「ハレ晴レユカイ」が歌われる為、会場内外でどれくらい盛り上がっているかを見に行く事でした。当初は。


■チケット
当初冷やかし程度に見に行く予定だったのですが、会場に行く直前に公式サイトを見てみると当日券を若干販売するとの事だったので、15時頃会場チケット売り場を見てみました。するとまだ当日券が残っていたので即座にゲット。どうやら私で完全に完売したみたいです。まさにプラチナチケット!


■入場
15時50分頃会場入り。会場内はすでにほぼ満席状態でした。当日券でしかも見切れ席。全く期待していません。案の定席に座ってみると、ステージを真横からみる状態で、カメラクレーンは邪魔だしステージセットはあまりみれない状態。まあこんなものでしょう・・・。
ふと横を見てみるとOUTRIDEのロゴが表示されたモニターが!?


以前モーオタの友人から「半端なアリーナよりモニター前がベスト」との話を聞いた事が有ったので、もしかしてこれはベストポジション!?ステージとモニターの両方が良く見えて、マルチアングル状態です。


■開演〜前半戦
まずは出演者が次々ステージに登場。呼び出しのコールはレニーハートに聞こえたけれど、これはI'veが武道館でライブを行った時もレニーハートがコールをしたので、流行っているのかな?
スタートは栗林みな実さんからでした。「MASK」(「爆裂ハンター」ED、奥井雅美と一緒に熱唱)「Rumbling hearts」(「君が望む永遠」PC版OP)「Crystal Energy」(舞-乙HimeOP)を熱唱。前回の「THE BRIDGE」の時は正直あまり会場は盛り上がっていない感じでしたが、今回は会場総立ちです。舞-乙Hime効果でしょうか。その後石田耀子さん(シャナEDなど2曲)、高橋直純さん(無敵看板娘EDなど3曲)と続きました。会場の男女比は5:1位でしたが、女性の90%は高橋直純ファンです(テキトー)2階席最前席の女性ファンは凄い前に乗り出していて、落ちるかもとヒヤヒヤしました。


正直ライブは数えるほどしか行った事が無いので何もかも新鮮です。爆発の演出では火薬の臭いがするし、炎の演出では温度の上昇を感じます。視覚聴覚以外に音圧とか空気や湿度などの触覚を感じる事ができるのがやはり新鮮です。あと照明もライブならではの魅力ですね。光の変化を全身に感じると一種の恍惚感に包まれます。そしてライブの最大の魅力は会場全員の一体感ですね。1万人以上の人間が同じ動きをして、同じ歌を歌って、同じタイミングで感動している。決してDVDでは味わえない感動なので、未体験の人は是非味わってみてください。


さて、その後米倉千尋さん「嵐の中で輝いて」、石田耀子さん「乙女のポリシー」、栗林みな実さん「Shining☆Days」とテンポ良く進み、ボルテージも最高潮に達しました。ここで松本梨香さん「めざせポケモンマスター」で会場総立ちです。ポケモンも今年ゲームが10周年なので会場の若者たちにとっては自分の人生を重ね合わせる事ができる作品だと言えます。


そして、会場の興奮が最高潮に達した時、その瞬間が訪れました。


■「ハレ晴レユカイ」で会場熱唱!?
18時チョット前頃、「ハレ晴レユカイ」(涼宮ハルヒED)が流れた瞬間会場は興奮と言うより、もはや混乱に近い状態に陥りました。もちろん私も踊る準備万端。ヒラヒラフリル姿の平野綾さん(赤でコーディネート)、後藤邑子さん(黄色スカート)、茅原実里さん(青スカート)で登場。口元にワイヤレスマイクをつけているので、3人とも踊る気満々だ、これは。
どうでも良いけど、赤黄青のステージ衣装はキャンディーズ解散の衣装だから、今日で歌い納めではないよね!?そんな事を考える余裕もなく、「ハレ晴レユカイ」ダンスのフルバージョンが目の前に現れて大興奮でした。隣の人(JAMファン)が冷めた目でメール(!)を打っていたのが印象的です・・・。今すぐライブDVD出して下さい。ちなみに「追いかけてね」の部分はクロールの様に手を掻きながら走る振り付けでした。ここしか今は覚えていない・・・。なんて記憶力の無さ・・・。


ところで、会場の各所で各人のハレ晴レダンスが披露されていましたが、意外と冷めた目で見ている人たちが多かったのも印象的でした。特にアリーナ席では極端に盛り上がっている人たちと、キョトンとしている人たちに分かれており、あくまでこの「Animelo Summer Live」はJAM Project水樹奈々がメインのライブだと言うことを改めて認識しました。


歌い終わった後3人ともかなり息切れしていました。本当にお疲れ様。
3日HEYHEYHEY出演〜アニメ最終回〜7月5日キャラCD発売ときた涼宮ハルヒブームの頂点に相応しい1週間でした。


■中盤〜ALI PROJECT
KENN(すいません、あまり知りません。エア・ギアの良い奴の声優かと)が1曲、Savage geniusが「Forever...」(エレメンタルジェレイドOP)「祈りの詩」(シムーンED)を熱唱。その後、嘉陽愛子さんが2曲(ヤミ帽のOPとか)歌いましたが羽扇子でのパラパラ風の振り付けは如何にもavex的です。米倉千尋さんが「愛ピー」と愛称を呼んでいてアニメロサマーライブに馴染ませようと尽力しているのが印象的でした。
その後米倉千尋さんが新曲を含む2曲を歌った後、影山ヒロノブさんが登場したかと思うと「CHARA-HEAD-CHARA」(ドラゴンボールZのOP)、「Planet Dance」(マクロス7挿入歌)、「We Are」(ワンピースOP)、「勇者王誕生」(勇者王ガオガイガーOP)、「SOLDIER DREAM〜聖闘士神話〜」(聖闘士星矢2期OP)をJAM男性陣が熱唱。ここら辺が中盤の盛り上がりのピークでした。やはり会場全体が盛り上がるのは燃える男の歌ですよ!
続いて米倉千尋さんと奥井雅美さんのユニット「ロールス」が1曲ありました。すいません、この曲は全然知りません・・・。
米倉千尋さんは引き続き「セカンドインパクト」、「WILD SPICE」(無敵看板娘OP)、他1曲を披露。
引き続き三枝夕夏さん、愛内里菜さん、スパークリングポイントの3人のGIZA勢が登場。三枝さんが2曲(格闘美神ウーロンOP含む)、皆で「100もの扉」(名探偵コナンOP)、愛内さんが「グロリアス」(ゲームのOPとの事)、「Miracle」(メルヘブンED)を歌いました。しかしGIZA小学館の作品ばかりなのは何か理由があるのだろうか?


さてGIZA勢が終了後、舞台の準備タイムが発生しました。その途中で舞台上の昇降機の扉開きました。これは舞台下からアーティストを舞台上に出現させる為に使用するのです。普通高さの関係で、その昇降機に人が乗っているかどうかは2階席とかから見ても分からないのですが、どうも頭が見えている・・・。だれあの頭デカイ人は?と思った瞬間下から突如舞台上に現れたのはALI PROJECT宝野アリカさん。「聖少女領域」(ローゼンメイデントロイメントOP)、「亡国覚醒カタルシス」(.hackのED)を披露。「あの日の魂はどこに行ったのだろう」という、意味不明なトークをした宝野アリカさんは歌い終わった瞬間すっと消えた(昇降機で降りた)ので、会場は大盛り上がりでした。歌うだけ歌って、好きなこと喋って、終わったら消滅。まさに不思議系と言うか神秘系と言うか(笑)。
しかしALI PROJECTは初めて本物を見ましたが、正直こんなに人気があるとは思いませんでした。会場の盛り上がりも凄かったのですが、女性も熱狂していたのは意外でした。認識を改めないと。


■後半戦〜水樹奈々
さてこの後はいよいよ本命JAM PROJECTの登場。この会場は75%のJAMファンと20%の水樹奈々ファンと5%の高橋直純ファンで構成されています(嘘です)その為JAM PROJECTが登場した瞬間に会場は一瞬でボルテージ最高潮に達しました。揮発性薬品の化学反応のようです。「GONG」(第3次スーパーロボット大戦α OP)、「牙狼 - SAVIOR IN THE DARK -」(牙狼OP)、SKILL(第2次スーパーロボット対戦αOP)と会場はまさに一体となりました。
この後石川知亜紀さん(SEE-SAW石川智晶さんのソロ名)が「美しければそれでいい」(シムーンOP)、「あんなに一緒だったのに」(ガンダムSEED第1期ED)を熱唱。大変残念なのはシムーンの歌の時はあまり会場はあまり盛り上がらず、SEE-SAWの名前を出したら会場内がざわめきだし、「あんなに一緒だったのに」を歌う時には会場は大盛り上がりだった事ですね。曲の知名度はアーティストの力よりも作品の知名度に依存するという事を思い知らされました。と言うよりSEE-SAWぐらいは聴こうよ。


舞台準備後、突然昇降機から人が30人も飛び出してくるパフォーマンスがあり、そのダンサーをかき分けてアニソン界の西の女王、水樹奈々さんの登場。ちなみに東の女王は般若こと田村ゆかりさん、私が勝手に言っているだけです。登場した瞬間から会場は奈々色で染まりました。まず1曲歌った後(すいません、知らない曲でした)「innocent starter」(りりかるなのはOP)、「ヒメムラサキ」(バジリスクED)、「ETERNAL BLAZE」(りりかるなのはA'sのOP)を熱唱。「ETERNAL BLAZE」の時観客席ではオレンジ色のサイリウムが各地で点灯しましたが、あれは何か決まりでもあるのでしょうか?
さすが女王水樹奈々と感じ入ったのは、観客席を呼ぶ時「アリーナ」「1階」「2階」と呼んだことです。他の女性アーティストはアリーナ、2階、3階と呼んでいたから、女王はさすがに武道館慣れしていると言った所でしょうか。


OUTRIDE
最後は全員が出てきてテーマソングの「OUTRIDE」を熱唱しました。ちなみにALI PROJECTは1パート任されていましたが、ハレ晴レ3人組はガヤ扱いでした。やはり業界は厳しい年功序列があるのですね・・・。
2分間のアンコールの後、メンバー全員がOUTRIDEのTシャツを着て再登場。昨年のテーマソング「THE BRIDGE」を合唱した後、再度「OUTRIDE」も全員で熱唱しました。昨年もアンコールは「THE BRIDGE」だったので、今後アンコール曲はテーマソングメドレーになっていくと思われます。そう考えるともう少し激しい曲が1曲くらい有ると最後のボルテージのピークを形成できて良いじゃないかなと思いました。
ところで昨年もエンディングでは「THE BRIDGE」のTシャツを着ていたのは覚えているけれど、今回は皆が個性的に着崩していました。高梨直純さん(直にい)は肩や鎖骨が見える様に破っていたり、奥井雅美さんはタンクトップみたいな形に改造していました。一番は宝野アリカさんで、なんか謎の飾りを縫いつけてゴシックっぽく改造していました。さすが不思議系は裁縫が得意との相場ですが、まんまお約束通りです。
ところで我らがSOS団3人組ですが、全員普通に黒Tシャツを着ていました。特に個性を発揮していなかったのだけれども、平野綾さんが下のズボンがアーミールックなのが気になりました。普段着はどんなセンスなのか気になります。


最後の「OUTRIDE」の時演出として長い風船を膨らませて観客席に伸ばすというものがありましたが、これは大失敗だと思います。
①長すぎてアリーナ後ろのディレクター席で邪魔そうにしていた
②そもそもアリーナ席の観客がこの風船を邪魔そうにしていた
③終了時風船がしぼんだ状態でアリーナ席に遺されたままだったので、退出時どうするつもりなのか不明だった


①②は邪魔そうだ位ですみますが、③は安全上問題があると言えます。この演出はしない方が良いでしょう。


■総括
今回の「Animelo Summer Live 2006 -OUTRIDE-」では、非常に多くのことに気がつきました。次回にはそれについて触れたいと思います。チョット時間切れです。


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20060709追記
公式携帯サイトに使用曲リストが出たとのことです。

http://d.hatena.ne.jp/shikimou/20060708(「しきもうの遠征日記」さん)
公式は間違いが多いとのことで、こちらのサイトで正しく直したものがアップされています。GJ!



20060709追記
SOS団3人の「Animelo Summer Live 2006 -OUTRIDE-」の感想が掲載されたのでメモ。
平野綾さん:公式BLOGまだ無いみたいですね。
後藤邑子さん:http://yaplog.jp/tubuyaki3/archive/70
茅原実里さん:http://minorhythm.jugem.jp/?eid=625