紅白アニソン枠の現実性を考えてみました
夏に行われたMJアニソンスペシャルの完全版の再放送が11月9日にあります。
本放送が10月29日の有ったばかりなので、好評につき急遽の処置だと言えますが、このタイミングに集中して放映されるのは、有る意味戦略的なのかもしれないです。
11月下旬には今年の紅白の出演者が発表される予定で、今がメンバー選定の最終調整ではないかと推測されます。
先日も紅白司会が嵐と松下奈緒に決まったニュースが大々的に流れて、いよいよ紅白ムードが高まる中で、アニソンの話題をNHK内部で集中的に流れる(しかも視聴率込みで)事になります。
紅白はNHKの看板として視聴率が求められる番組ですが長期的な視聴率減少に直面しています。
そのため「率」が穫れて、事前の「話題性」が獲得できるアーティストが求められています。その点ではアニソンはネットのクチコミを起こす格好の題材です。
また今年は大幅な若返りを目指すと言われている事もあり、10〜20代の若年層に高い支持を受けているアニソンは有利な状況です。
更に今年はけいおん!などがオリコンランキングを賑やかしている事もあり「世論」と言う大義名分も十分有ります。
後は、タイミング良く「実績」を提示できれば良いので、この時期の集中的な放送はまさに狙い通りではないかと思います。
言うまでもなく、昨年は水樹奈々が初出場しており、今年は紅白応援団に抜擢されています。水樹奈々さんの2回目の出場は確実なので、あとは他のアニソンアーティストが出場出来るかという点と、どんな大義名分で出場するか、更にどんな説明が発表時にされるかが注目です。
個々のアーティストとして扱われるのか、アニソン枠としてカテゴライズしてくるのか?
それによって来年以降の扱われ方が決まってくると思うと、今から楽しみです。