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涼宮ハルヒの同人誌減少について分析しました

涼宮ハルヒの同人誌 冬コミ新刊は、夏に比べて1/10〜1/20くらいの入荷量
http://www.senakablog.com/archives/2007/01/110120.html(せなか:オタロードBlog様)

アキバのとらのあなメロンブックスでも新刊コーナーや平台にハルヒ本がほとんど見当たらなかったり、メッセサンオーでも店の20%ぐらい占めていたハルヒコーナーが縮小していたので、うすうす感じていました。今回コミケ会場で実地調査(要は買い物)できなかったので書店だけの傾向かどうか不明です。しかしおおむね状況は変わらないと推定できます。新刊が少なくなった要因の一つに、サークル側に「涼宮ハルヒ」のジャンル効果が無くなったと判断する心理面が影響していると考えられます。

そこで「涼宮ハルヒ」のジャンル効果が無くなったのかどうか確認するために、ちょっとした分析をしてみました。

上記はとらのあな同人誌(ソフト除く)のベスト30をジャンル別に分析したものです。
①毎日のベスト30に1位30点〜30位1点を加算する。
②月次で集計して、ジャンル別点数を算出する。
③一方で月次のジャンル別サークル数を算出する。
④ジャンル別点数を月次サークル数で割る。つまり1ヶ月で1サークル当たり何点加算されるかを算出する。
⑤これによってジャンル効果の恩恵がどの程度有るかを便宜的に導き出す。

結果としては、「涼宮ハルヒ」のジャンル効果は沈静化に向かったと推定されます。しかしそれでもFateToHeart2より高い位置につけているので、目新しさではなく、堅実な内容であればまだまだジャンルとしての旨みがあるのではないでしょうか?

一応付記しておきますが、自分自身が同人誌を買うときはジャンルとかはあまり気にしないで、欲しいかどうかで決めます。だからジャンル云々は後からついて来るものだと思います。
今回の分析はあくまでも「一つの見方」にすぎません。くれぐれも当たるかどうか怪しい「占い」みたいなジャンル予想に振り回されないで下さい。