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コミックマーケット混雑状況調査(C65〜C68まで)

以前調査して、作成した「コミケ混雑状況調査」結果をアップしておきます。
ルート決めや到着時間を決める参考になればと思います。

前回のC69では調査できませんでした(意外と売り子が忙しかった・・・)
また同じスペースでこれ以上調査しても、考察に広がりが出ない予感もあります。もしサークル参加される方で興味がある人がいたら、サークル前の人数を数えて結果をアップして貰えないでしょうか?
複数ジャンルでの結果が分かれば、また違った考察ができるかもしれません。
要領は以下に記載しておきます。
但し、これをやると確実に「買い物」にいけません(泣)






コミックマーケット混雑状況調査

亡国データバンクでは過去4回のコミックマーケットで、自スペース前の通過人数を測定してきました。

しかし今回のコミックマーケット69では、頒布物販売が忙しかったため測定を断念してしまいました。

調査の継続性が失われたので、ここで一区切りと考えて公開する事にします。

測定場所
測定方法 ①10分毎に左右30秒ずつ通過人数を測定。但しC65は一方しか測定していない。

②30秒のみ測定したので20倍して10分間の値とする。

③時間人数は移動平均を記載(該当時刻×0.5+一つ前×0.25+一つ後×0.25で算出)








C65調査(2003年12月29日) 東123 U-38a

A)立地

  • お誕生日席。
  • すぐ横は一般入場口正面通路。そのまま直進すると外に抜けられる。
B)合計数 16952人

C)考察

  • 一般入場開始後、人数が減る局面がある。壁大手サークル列に一般参加者が滞留するためと推定。この現象を大手吸着効果命名
  • 12時を過ぎると人数が急激に減少。大体壁サークルもこの頃には完売している。そのため大手のみ回る一般参加者が撤収したためと推定。この時期を買専撤収期命名
  • 13時台になると人数が一時的に上昇。聞き取り調査から混雑を回避して、午後から来た人が結構いる事が分かった。混雑回避組による人数増加と推定される。またサークルの午前売り子の交代時期とも推定される。
  • 閉会間際に人数が上昇。しかし測定していて分かったが、人数が増えたと言うより同じ人が早足で行き来していたので、結果として延べ人数の増加となった。買い忘れや最後までサークルチェックなどをする最終確認期と推定。
今後は下記3点に注意して調査する。

  1. 今回判明した現象が再現性のあるものか確認。
  2. 大手吸着効果が壁サークルに人が滞留している事が原因ならば、人の行き来のバランスが崩れていると考えられる。左右の人数を測定する事で検証する。
  3. その他特殊な現象が確認されたら、随時継続調査する。
C66調査(2004年08月15日) 東123 U-45b

A)立地

  • お誕生日席
  • すぐ横は一般入場口正面通路。またスペース正面通路は横中央通路の為、人通りが多い。
B)合計数 29875人

C)考察

  • 大手吸着効果は左右の人数のバランスが崩れて発生する事を立証。T→Wが増加している10時台は一般入場が続いていたので、TWは館内入場者の増減に近い意味をもっていると推定。
  • 14時台にも左右に人数の乖離が発生している。館内混雑の質的変化期命名。TWが入場者を意味しているとするならば東123に人が流入してきていたと考えれる。
  • 15時台になるとWTが増加。TWとWTの乖離の変化は14時台に自スペースがある館に戻ってきて回遊し、15時台に撤収し始めていると推定。
  • TWに関して最終確認期が認められたが、あまり顕著ではなかった。
C67調査(2004年12月30日) 東123 エ-25a

A)立地

  • 島中。一般入場口からも離れている
  • 付近シャッター前サークルはハースニール(A62)・AMR(A63)
  • 雪の影響で入場は全体的に遅れ気味だった
B)合計数 11800人

C)考察

  • 大手吸着効果は若干ながら認められた。しかし12時まで緩やかに増加し続けたという表現の方が正しい。
  • 12時台の買専撤収期や13時台の混雑回避組は認められず、14時台の質的変化期は確認された。雪の為混雑回避組はパスしたのかもしれない。
  • 最終確認期もあまり認められなかった。
  • 14時後半から常に右→左の方が多い。測定場所が外周近くなので撤収者があまり通らなかった為と推定。
C68調査(2005年08月14日) 西2 ほ-40b

A)立地

  • 過去3回と異なり西ホール。
  • 自スペース近くの一般入場口は12時まで封鎖されていた。
  • スペース付近は耽美系のため女性が多い。開場前待機列(エレカマニア)は99.99%女性。
B)合計数 11625人

C)考察

  • 大手吸着効果は若干ながら確認された。
  • 混雑回避組は顕著に確認された。これは東館や企業ブースからの移動者も多く含まれると推定。
  • 14時後半に左右人数の乖離が顕著になった。自スペース周囲を回遊するため戻ってきたと推定される。東ホールに比べてタイミングが遅いといえる。
C65〜C68までの調査で推定できる事

  1. 大手吸着効果によって11時台と12時台の双子の混雑ピークが形成される。
  2. 島中とメイン通路沿いでは通過人数に2.5倍程度の差がある。
  3. メイン通路(C67)以外は13時台にほぼ同数の混雑状況(10分間で430〜450人程度)になる。またメイン通路も左右ほぼ同数の人数になる。つまり13時台がもっとも平均的に混んでいると言える。
  4. サークル参加者が東ホールに帰ってくるのは13時台後半、西ホールに帰ってくるのは14時台後半。出たきり同人になる場合、東西で帰宅時間に差があると推定されますね(笑)